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水の文化、油の文化

13 3月

食事を例に考えていっても、ヨーロッパと日本はまったく違いますよね。これを書きたいがゆえに、このたび在宅 ライター 募集に応募して筆をふるっています。

話をすすめますと、ヨーロッパ各国の料理で油を使わないものは少なく、日本の伝統的な料理は油をほとんど使いません。事実、日本人が「油のおいしさ」に目覚めたのは、なんと昭和になってからのことです。お寿司のネタで人気のトロもそれまでは人気のない部位で、価値がないとされていました。

これはあくまでも特徴や嗜好の問題です。ヨーロッパは基本的に「油の文化」を持って、あの過酷なまでの乾燥した風土から身体を守るため、油が必要不可欠です。ヨーロッパを旅行した経験のある方ならピンと来るかもしれません。湿度が低く、乾燥した環境にあるため、シャンプーをしても髪が早く乾きます。肌も同じように乾燥しやすくなります。

それに対し、日本は湿度が高い風土を持っています。そのため油を必要としないという面を持っています。現代はエアコンなどの普及で変わってきましたが、湿度の高さが油を必要としない肌と身体を作り上げ、また湿度で皮脂が出過ぎることを嫌う傾向が生まれたとも言えます。だからこそ肌をさっぱりさせる水を愛し、「水の文化」が生まれたのです。

このような違いに対し、「日本は水に恵まれた環境だから、水の文化が出来あがった」と指摘する美容家もいます。ヨーロッパにも名水はありますが、石灰質が多い水がほとんどで肌にはあまりよくないのです。そのため油に頼って、美肌を維持する、保湿をするというスキンケアが発達したと言ってもいいでしょう。いうなれば環境の違いが大きいのです。

確かにヨーロッパにも「水」を使った美容法がありますが、非常に恵まれた階級のものになっています。ハーブなどから蒸留した水ですからかなり高級であり、また手間も掛けられています。日本はその点ではどこに行っても、水に困ることがありません。そのため水を基本にした美容法が確立され、世界一美しいとされる肌が出来あがっていったわけです。

どちらが優れているというのではなく、生まれ育った風土に合わせて出来あがってきた文化ですし、また皮膚の構造の違いも大きいと言えるでしょう。日本人の表皮が薄く、真皮が厚い皮膚は水の効力を存分に生かせます。しかしヨーロッパに多い人種の多くは表皮が厚く、真皮が薄いので油の効力が必要になってくるのです。その違いも大きいといえます。

 
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Posted in ヨーロッパのスキンケア、日本のスキンケア